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○○にしかできないこと

日経ビジネスの4月14日号が、日立の特集を行っていました。

ジャパンナッシング、JAPAiN、官製不況など、最近は

日本経済は散々な呼ばれ方がされていますが、

もの作り企業、技術重視の典型とも言える日立製作所の挫折と

再生への一歩を記事としていました。

その中で、ユーロスターの新車両の製造を、その保守をも含めて

日立製作所が請け負ったという記事がありました。昨日の記事でも、

鉄道が見直され始めていることを書きましたが、陸続きのヨーロッパでは、

その傾向が特に強く、しかも、英国は鉄道発祥の国です。

英国とヨーロッパ大陸とを結ぶ、ユーロスターの新車両を日立が作った、

というニュースを、私は日経ビジネスの記事で初めて知りました。

マスコミには、日本企業が海外で成果を出しているニュースをもっと大きく

報道して欲しいものです。スポーツ選手の海外での活躍と同程度の

きめ細かさで、ビジネスパーソンの活躍を伝えるべきです。

さて、日立は「技術至上主義」の会社で、従来は、他社商品に対して、

「その程度の製品なら、俺たちにも作れる」と言って、後発でも

独自技術を盛り込んで、「世界最小」「世界最速」「世界最薄」といった

商品を世に送り出すものの、シェアは落ち込み、赤字が膨らみ、

といった状況であったそうです。しかも、利益の源泉であった

電力・通信関連の設備投資(インフラ)が国内では急激に縮小しています。

そこで、日立が採った戦略は、「日立でもできる」から決別し、

「日立にしかできないこと」として社会インフラ事業にフォーカスし、

国内を飛び出し、世界へ飛び出すというものです。

以前、伊藤忠会長の丹羽氏が入社式で、「ビジネスの世界では、

オンリーワンで、かつ、ナンバーワンでなければいけない。

ナンバーワンでないオンリーワンでは不十分」といった発言をしていました。

「自分にしかできないこと」を追求し、それを、ナンバーワンにしていく努力こそ

大事だと感じます。

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